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アコムのおまとめローンを利用するときに確認するポイント

アコムには、借り換え用のローンとして「貸金業法に基づく借り換え専用ローン」を取り扱っています。

複数ある借金を一本化したいときに利用できますが、消費者金融のおまとめローンであるため、利用には制限があります。

ここでは、アコムのおまとめローンがどういう特徴を持っているのか、利用方法とともに解説します。

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貸金業法に基づく借り換え専用ローンとは

貸金業法に基づく借り換えローン(以下おまとめローン)とは、総量規制の例外にあたる「顧客に一方的有利となる借換え」に該当する商品で、年収の3分の1以上の融資が可能な商品です。

通常、消費者金融は総量規制があるため年収の3分の1以上の貸し付けは行えませんが、複数社の借入をまとめるという目的から、限度額が年収の3分の1を超えても、問題なく返済していけると判断されれば融資してもらえます。

借り換えを行うことで複数あった借金を一本化できるので、返済日をまとめて管理しやすくなり、借入金額が大きくなる分金利も引き下げられ、返済がしやすくなるといったメリットがあります。

おまとめローンのメリット

複数ある返済日を一つにまとめられる

複数社から借り入れをしている場合は、返済日が複数ある事になります。そのため、毎月の返済に追われ、生活に支障をきたしているケースは少なくありません。

「おまとめローン」で1社にまとめると、返済日も1日になるので、返済に追われるという事がなくなります。実際「おまとめローン」のメリットとして「返済日が1日になったため、精神的なストレスがなくなった」と感じている人が多いようです。

金利を下げられる

「おまとめローン」の主な目的は、利息を含めた総返済額を少なくするというです。

複数社から少額ずつ借りていると、適用される金利は上限である18%になっていることが多く、利息がかなりの負担になっているはずです。

複数ある借金を一つにまとめて、借入額を大きくすることで適用される金利を引き下げることができます。

契約極度額 適用金利
501万円~800万円 3.0%~4.7%
301万円~500万円 4.7%~7.7%
100万円~300万円 7.7%~15.0%
1万円~99万円 7.7%~18.0%

アコムでは、100万円以下の借入で適用される金利は7.7%~18.0%と幅があります。借り換え後の合計が99万円になったからといって必ず7.7%が適用されるわけではありませんが、上限金利である18.0%が適用される可能性は低いでしょう。

金利の引き下げは大いに期待できると考えてよいでしょう。

管理や返済の計算がシンプルになり、返済の計算もしやすくなっているはずです。無理なく返済していけるよう、改めて返済計画を立て直しましょう。

おまとめローンのデメリット

返済以外に利用することができない

おまとめローンが契約できると、現在の借入金額はアコムから現在借入れしているキャッシング会社に直接一括返済されます。おまとめローンで返済が完了すると、あとはアコムへ返済するだけになります。

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「おまとめローン」は完済が終わるまでは新たな借入ができなくなります。

二度とカードローンは利用しないという方なら問題ありませんが、「返済期間が長いのでその間にまた借入が必要になるかもしれない」という方は、一つだけまとめずに残して、自由に使えるようにしておくこともできます。

あるいは、銀行カードローンの利用を検討するのも良いでしょう。一部の銀行カードローンもおまとめ用として利用することができます。返済を続け、限度額に余裕ができれば、その範囲内で再び借り入れが出来るようになります。

返済が長期化する恐れがある

注意しなければならないのが、返済額を少なくし過ぎると返済期間が長くなってしまうことです。返済期間が長くなると、結果的に金利を含めた総返済額が現在の総返済額より多くなってしまう可能性があります。

せっかくまとめても、返済額が増えてしまっては本末転倒です。そうならないためにも、「返済シミュレーション」を利用して、毎月返済額や返済回数から、自分にとって無理がなく、なおかつ負担が増えない返済計画を立てる必要があります。

アコムのおまとめローン審査に通るためのポイント

安定した収入がある

アコムでまとめる時は、返済できるだけの収入があることが重要になります。返済できるだけの安定した収入がなければ、当然ですが返済が続けられません。

パートやアルバイトの人でも、安定した収入があれば問題ありませんが、やはり収入が少ないだけに不利になる可能性があります。

安定した収入とは

安定した収入の定義は、非常に曖昧です。

月100万円収入があっても翌月10万円に収入が落ちるのなら安定しているとは言えません。また、生活スタイルによっても10万円でもOKな家庭があるかと思えば、50万円でも足りない家庭もあります。

そう考えますと、安定した収入とは毎月の定額収入であり職業・職種によっても変わってくるとも言えます。

パートやアルバイトの人でも数年以上そこで働き毎月一定の金額をお給料として受け取っているのなら、「安定した収入」となります。反対に、投資、ギャンブルでの収入は「不安定」と見なされアコムの審査には通りません。

遅延や延滞を起こしていない

アコムでも他社でも延滞をした記録が個人信用情報に残っていると、当然ながら審査には通らなくなります。

また、信用情報に事故情報が乗らない程度であっても、アコムで返済を延滞している記録があると、やはり審査に不利になります。

「おまとめローン」を利用する時は、アコムに限らず、他社借り入れやクレジットカードの返済などで延滞や遅延を起こしていないことが重要になります。

他社借り入れ件数が多い

一般的に「おまとめローン」で借り換える場合、借入件数が4件以上になると審査は厳しくなると言われています。

借入件数が多い方は、借入件数を3件程度まで減らせるように工夫する必要があります。

利用していないカードローンがあれば解約する、借入残高が少ないところを集中的に返済していき、できるだけ早く完済・解約することができるでしょう。

「おまとめメローン」の申し込み方法

アコムのおまとめローンの基本スペック

利用限度額 1~300万円
実質年率 7.7~18.0%
遅延損害金 20.0%(実質年率)
返済期間 最長13年7ヶ月
返済回数 1~162回
申込条件 20歳以上の安定した収入と返済能力を有する方
使用用途 貸金業者債務の借換え(銀行やクレジットカードのショッピングは含まれません。)
担保・保証人 不要

おまとめローンの利用限度額は300万円となっているので、あまり高額での融資は行えません。

おまとめローンの審査は時間がかかるのが一般的ですが、アコムのおまとめローンは申し込みから融資までの時間が短時間で終わるので、今すぐまとめたいという方におすすめです。

通常のカードローンの申し込み方法は、パソコンやスマホを使ってインターネットから申し込む方法や電話での申し込み、店頭窓口・自動契約機からの申し込み方法から選べますが、「おまとめローン」の申し込み方法は、最初にフリーコールで問い合わせをする必要があります。

問い合わせの結果「おまとめローン」が可能となった場合、担当者から事前手続きの方法や必要書類の案内があるので、必要書類を用意して店頭窓口または自動契約機から申し込む事になります。

店頭窓口と自動契約機の営業時間

店舗・自動契約機 営業時間
アコム店頭窓口 平日9:30~18:00(一部店舗は19時まで)
自動契約機 年中無休9:00~21:00(年末年始は除く)

店頭窓口や自動契約機への来店が難しいという場合は、郵送でも申し込みが可能です。

申し込みに必要な書類

「おまとめローン」を申し込む時の必要書類は、本人確認書類と収入証明書類です。収入証明書は、借り入れ希望額が50万円を超える場合と、他社の借り入残高と借り入れ希望額が100万円を超える場合に必要になります。

本人確認書類

  • 運転免許証
  • 運転免許証の交付を受けていない場合は個人番号カードなど顔写真が付いている書類
  • 顔写真が付いてない書類の場合、健康保険証の他別途住民票や公共料金の領収証、納税証明書など併せて2点を用意する必要があります。

書類に記載されている住所が現住所と異なる場合は、

  • 住民票
  • 公共料金の「領収書」・・・電気、ガス、水道、固定電話(携帯電話を除く)、NHKなど
  • 納税証明書

※確認時に発行日または領収日から6ヵ月以内のものに限ります。

  • 外国籍の方は、「在留カード」または「特別永住者証明書」(法令により、有効とみなされる期間内は「外国人登録証明書」を含む)があわせて必要です。

収入証明書類

  • 源泉徴収票
  • 確定申告書
  • 税類通知書・所得(課税)証明書
  • 給与明細書

※直近に発行されているものいずれか1点が必要です。

アコムおまとめローンの疑問を解決!

アコムおまとめローンの審査は厳しい?

2017年からの過剰貸付による自己破産者増加に伴い、銀行カードローンでのおまとめ利用は現在かなり厳しい状態です。しかし、地方銀行ではまだおまとめローンを提供しているところもあるので、まったく利用できなというわけでもないようです。

消費者金融ではおまとめローンを提供していますが、必ずしも審査に通りやすいというわけではありません。

アコムに限らず「おまとめローン」は新規申込より厳しい傾向があります。複数借入をひとつにまとめるため、融資は必然的に高額になります。また、おまとめローンを利用する以前にすでにカードローンを利用している状態のため、返済能力のか確認や、個人信用情報の記録はかなり重要になります。

おまとめローンの審査は全般的に厳しめではありますが、問題を起こしていなければ、アコムのおまとめローンでも即日融資は可能です。

おまとめローン(借り換えローン)のある大手消費者金融

商品名 金利 金資限度額
プロミス おまとめローン 6.3%~17.8% 300万円まで
アイフル おまとめMAX 12.0%~15.0% 500万円まで
かりかえMAX 12.0%~17.5% 500万円まで

アコムのおまとめローンで審査落ちすることってあるの?

アコム側の条件にを満たしていないと判断すれば、審査に落ちます。審査基準は非公開ですので落ちた原因を教えてもらえることはありません。

アコムのおまとめローンは即日融資OK?

アコムのおまとめローンの借入の流れを簡単に説明すると、まず専用のフリーダイヤルに問い合わせをします。その時に必要書類の案内を受けるので、その後店頭もしくは自動契約機に必要書類を持参して残りの手続を行います。

その際、問題なければすぐにその場で契約できますので、即日融資もOKです。

アコムのおまとめローンでも在籍確認があるの?

おまとめローンの審査では、在籍確認は必ず行われます。

相談すれば電話連絡以外の方法で在籍確認してもらえることもあるようですが、よっぽどの理由がないと電話確認になります。

アコムのおまとめローンはショッピングリボにも対応しているの?

アコムのおまとめは、ショッピング枠のリボ払いには対応していません。アコムに限らず基本的に、消費者金融のおまとめローンは、クレジットカードのショッピング枠や銀行カードローンはおまとめ対象になっていません。

ただし、アイフルのおまとめローンは、クレジットカードのリボ払いも対象としている唯一の消費者金融商品です。クレジットカードもまとめたい場合は、アイフルに申し込みましょう。

アコムのおまとめローン「契約違反」とは?

基本的に、借金をまとめた会社の解約をせず、再度借り入れをしてしまうとほとんどのケースで契約違反となります。

例えば、プロミスの借金をアコムでまとめたのにプロミスの解約を行わず、アコム返済中にプロミスから借入れてしまうと違反になります。

違反がバレると、一括返済を求められ非常に苦しい状況に追い込まれます。

ただそういっても、急な出費で必要になってしまうときもあるでしょう。利用したことのない金融業者で新規契約をするという分には利用できなくもないようですが、基本的にはおまとめローン中の借り入れは新規であっても避けたほうが良いでしょう。

また、おまとめローン中は大手の金融業者は取り合ってくれないことも多いので、どうしても借り入れる必要があるなら中小消費者金融の利用を検討しましょう。

おまとめローン返済中でも可能性ありの中小消費者金融

中小消費者金融 金利 融資限度額
中央リテール 10.95%~13.0% 最大500万円
ユーファイナンス 7.30%~15.0% 最大700万円
ライフティ 8.0%~20.0% 最大500万円
アロー 15.9%~19.9% 最大200万円
フクホー 7.3%~18.0% 最大200万円

中小消費者金融の最大のメリットは、独自の審査基準を設けていることです。審査に融通が利くため、過去のデータのみに重点を置いているわけではありません。現状の状況が良ければ通る可能性は高いです。

ただ、気をつけて欲しいのが、「ブラックでも貸します」「審査なしでOK」と言った甘い文言で客寄せしている貸金業者です。これらはヤミ金なのですが、紛らわしいことに中小消費者金融の名称にわざと似せている業者があるので要注意です。

まとめ

アコムの「貸金業法に基づく借り換えローン(おまとめローン)」について見てきましたが、おまとめローン(借り換えローン)にはメリットもデメリットも存在します。

アコムの「貸金業法に基づく借り換え専用ローン」は、借り換えの対象となる借り入れがノンバンク(消費者金融会社やクレジット会社のキャッシング枠)からの借り入れのみが対象で、銀行は含まれないなどの制約があります。

また、借り換えに成功したものの、利息負担が大きくなり、かえって借金の額を増やしてしまうということもあり得るでしょう。

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おまとめローンや借り換えローンを検討する場合は、まず現在の借り入れ状況や返済状況を正確に把握することが重要になってきます。

状況次第で銀行カードローンに借り換える事がベストなのか、消費者金融のおまとめローンや借り換えローンを利用する方がよいのかなど、十分に時間をかけて比較・検討する必要があるでしょう。

おまとめローン審査に落ちてしまうと、場合によっては現在の利用限度額が下がるリスクもあります。しかしながら複数の借入をひとつにまとめるメリットはとても大きいと言えます。

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