この記事の目次
家のリフォーム資金がない!お金を工面する方法
リフォームには
- 自宅をリフォームする場合
- 中古住宅を買った時のリフォーム
があります。
リフォームをする時、高額になればなるほど、ローンを検討する人も少なくなりません。
そこで、リフォームに掛けるお金をどうやれば低く抑えられるか、そのために必要な知識と、どんなローンがあるのかを調べてみました。
リフォーム費用で悩んでいる方にとって参考になればと思い調べてみました。
住宅ローンとリフォームローンは何が違う?
住宅ローン
住宅ローンは一般的に新築物件の購入などに利用されており、低金利で返済期間が長く設定されるので、返済を続けるのに無理をする事がありません。
また、住宅ローンには新築物件以外に、中古物件購入の際にリフォームが必要となる場合など、住宅ローンとリフォームローンを併せて申込みが出来る一体型の住宅ローンがあります。
一体型の住宅ローンは、住宅ローンとリフォームローンが一体になった、新しいタイプの住宅ローンのことで、取り扱う銀行も増えてきました。
中古住宅購入の際に住宅購入費とリフォーム費を一体にするだけでなく、現在住んでいる住宅ローンを返済中の家をリフォームする場合でも利用できます。また、最近はやりの、古民家住宅を購入し、リフォームで改装するという場合に利用できます。
リフォームローン
リフォームローンについては、融資限度額は最大で1,000万円、金利は変動金利になるので,借り入れた日の金利が適用されます。
ちなみに、金利は短期プライムレートが適用され、現在年1.475%(2009年より適用)の金利になります。
リフォームローンで知っておきたい事
現在住んでいる家をフォームする場合、注意が必要なのは、リフォームをする箇所の写真を撮っておく必要があります。この写真は、工事が正しく行われたかを確認するために、「資金使途確認書類」として使われます。
業者側で撮影してもらう場合も多いですが、リフォーム工事が始まってからでは写真は撮影できません。自分でも工事が始まる前に、リフォーム部分の遠景と至近距離で、写真を何枚か撮影しておくのがポイントです。
リフォームで注意する事はローンだけではありません。業者選びもまた大切な要素となります。いくら金利が低いローンを借りる事ができたとしても、業者が不正な金額を要求してくるという事がニュースになる事も少なくありません。
また、早く契約を結びたいために金利が高く、審査が通りやすいローンを勧めてくることもありますが、それは全て業者側の都合を優先したものです。そ
んな話に乗せられて最終的には高くついてしまうローンを組んでしまわないように、工事にかかる前にリフォームローンについて理解しておく事が大事です。
中古住宅購入時にリフォームする場合
中古住宅を購入する際には、まずは物件購入の申し込みを行います。この段階で、金融機関の住宅ローン事前審査の申し込みもしておくのが一般的です。
この事前審査の申し込みの際には、リフォーム部分にかかる費用の金額も提示しなければならないので、リフォーム工事の見積書が必要になります。
通常であれば、リフォーム業者が中古住宅の現況を調べるのは、住宅資金の決済をして物件が引き渡された後になります。しかし、それでは事前審査には間に合いません。
申し込みから売買契約を結ぶまでは1週間前後しかありませんので、あらかじめリフォーム業者を決めておき、売買契約を結んだらすぐにリフォーム工事の見積もりを出せるように手配を準備しておきましょう。
中古住宅を購入した時のリフォームは、物件購入の申込みとリフォームの申込を済ませ、金融機関の事前審査を受けておくのが一般的です。
この事前審査の申込みの際には、リフォーム部分にかかる費用の金額も提示しなければならないので、リフォーム業者を決め、見積書を作成してもらう必要があります。
通常は、住宅資金の決済を済ませた後、リフォーム業者の見積もりになりますが、それでは事前審査には間に合わないので、それまでにリフォーム業者を選定し、売買契約が完了すればすぐにリフォーム工事の見積書を提出してもらえるよう準備しておきましょう。
リフォームローンの種類
リフォームローンの種類は
- 住宅ローン一体型の有担保型リフォームローン
- リフォーム専用の無担保型ローン
があります。
住宅ローン一体型の場合は、住宅ローンと併用して申込をします。住宅ローン一体型は審査が厳しくなりますが、中古住宅を購入した際のローンが一本化できるというメリットがあります。
無担保型リフォームローンは、担保を入れる必要がないというメリットがありますが、金利が高めで融資限度額が少なくなる事や返済期間が短いというデメリットがあります。
リフォームローンは、現在住宅ローンの返済中でも申込が可能で、銀行によっては住宅ローン併用型に借り替えが出来こともあるので、そちらに借り換えるというのもひとつの方法です。
有担保型のメリット・デメリット
リフォームローンには
- 有担保型
- 無担保型
があります。
有担保型は、住宅ローンと一体型が多く、無担保ローンはリフォームだけのローンとなっているのが、一般的です。有担保型は、住宅ローンとの併用になることが多いので、担保を入れる分低金利で高額融資が可能です。
有担保型のリフォームローンは
- 融資限度額が高い(最大で1億円まで)
- 適用金利が低い
- 返済期間が長いので無理なく返済か可能(最大35年まで)
というメリットがあります。
住宅購入と同時にリフォームを考えている場合は、住宅ローン一体型のリフォームローンがおすすめです。
有担保型リフォームローンのデメリットになるのが
- 住宅ローンと併用するため借入金が高くなり、その分審査が厳しくなる。
- 金利以外、登記費用や諸費用がかかる
- 担保物件によっては、希望通りの融資が受けられない事もある。
借入金額や金利、返済期間などを比較して、住宅ローンにするかリフォームローンで借りるかを金融機関に相談してみましょう。
無担保型のメリット・デメリット
無担保型のメリットは
- 物件を担保に入れる必要がない
- 金利以外にかかる費用が少ない
- 審査は有担保型と比べて早い
というメリットがあります。
無担保型は抵当権の設定やなどが不要な分、借りる時に金利以外の費用は少なくなります。また提出書類や、審査内容が有担保型より少ないので、審査が早く終わります。
無担保型のデメリットは
- 担保がない分金利が高くなります。
- 有担保型が1億円魔で借りられるのに対して、無担保型は最大で500万円程度と少なくなります。
- 借入限度額が少ない分、返済期間が長くても15年程度と短くなります。
担保がない分、有担保型に比べて金利や限度額がデメリットになります。
公的資金か民間融資どちらを選ぶ?
リフォームローンは公的機関で融資を受ける事も可能ですし、民間では銀行や信販会社のリフォームローンが一般的ですが、金利面を考えると、条件が厳しくなることもありますが、公的機関で借りる事をおすすめします。
公的機関のリフォームローン
公的機関でリフォーム費用が借りられるのは、住宅金融支援機構のリフォームローンや、財形住宅金融株式会社の財形住宅融資、日本政策金融公庫の年金担保貸付制度などで融資が受けられます。
住宅金融公庫支援機構のリフォームローンは多くの種類があるので、どのリフォームローンで借りるかを選択する必要があります。
財形住宅金融株式会社の財形住宅融資は金利0.67%(2019年11月現在)、融資限度額は最大で600万円まで、無担保で融資を受けることが出来ます。
マイホームを建てて数十年が経過した年金生活者でも借りられるのが、日本政策金融公庫の恩給・共済年金担保融資で、年金で借りる場合は金利1.81%、融資限度額は年金の年額2.0年分で最大250万円まで融資が受けられます。
金融機関のリフォームローン
多くの銀行で住宅ローンやリフォームローンの申込が出来ますが、それぞれに限度額や金利が違うので、どこの銀行へ申込めば安く上がるかを比較する必要があります。
無担保型のリフォームローン
金利 | 限度額 | 返済期間 | |
---|---|---|---|
三井住友銀行 | 短期プライムレートに準ずる | 最大1,000万円 | 1年~15年 |
三菱UFJ銀行 | 1.99~2.875% | 最大1,000万円 | 6か月~15年 |
みずほ銀行 | 変動金利固定金利から選択 | 最大500万円 | 最長15年 |
楽天銀行 | 2.50% | 最大500万円 | 最長10年 |
のほか、信用金庫や信販会社のリフォームローンが有るので、それぞれを比較しながら自分に適したリフォームローンを選べます。
リフォームローンを選ぶ時のポイント
新築で購入したマイホームも10年以上経過すると、屋根や外装の塗装工事や、内部クロスの張替えなど、様々な箇所でリフォームが必要になります。
現在では高齢者も増えたためバリアフリーの工事が必要になったり、耐震工事に注目が集まったりと、リフォームの重要性は高くなっています。
リフォームローンでお金を借りる時は、自分にとってどこのリフォームローンが通りやすいかという事や、出来るだけ金利の低いところと言うような、条件の良いところを探すのがポイントです。
金利だけを比較しても、有担保型と無担保化型では金利が違いますし、公共機関のリフォームローンはさらに低金利で借りられますが、条件が厳しくなります。
借りやすさを考えると、民間の金融機関の無担保型になるでしょうし、中古住宅を購入した時併せてリフォームする時は有担保型のリフォームローンが適しています。
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