キャッシングを利用していた人の中には、返済を続けられなくなり、借入先が増えて多重債務になった人や、返済が出来なくなったため、債務整理をしたという方も少なくありません。
金融事故を起こした場合、信用情報機関の個人情報に事故情報が記載されてしまいます。そのような状況でもお金を借りることはできるのでしょうか?
この記事の目次
債務整理とは
債務整理とは、借金が払えなくなった債務者が、司法書士や弁護士に依頼する事で債権者と交渉し、払いすぎた利息の返還や、借金減額、利息のカット、などを行うためにとる手続きで「過払い金請求」や「任意整理」「個人再生」「自己破産」の総称を言います。
債務整理の手続きは1週間や10日という短期間で終わるわけではありません。手続き自体に数ヶ月という時間がかかり、返済期間を含めると3年以上もの年月がかかってしまう事もあります。
債務整理をすると、金融機関から信用情報機関にその事実が通知され、個人情報に「事故情報」が登録され、いわゆるブラック状態となります。
登録された事故情報は、約5年~10年は記録に残ります。各種ローンやクレジットカードの申し込みをしても、確実に審査に落ちるでしょう。この間はじっとがまんして、借金の返済を続けていくしかありません。
債務整理中は絶対にお金を借りられない?
大手消費者金融は絶対に審査に通らない
スコアリングシステムとは申込をした人の属性や、信用情報機関の個人情報を基に審査を行い、過去に借入れをした人たちのデータから「融資が可能か、融資が可能ならいくらまで貸せるか」という判断が数分で出るようになっているシステムです。
大手の審査方法はスピーディですが、マニュアル通り進められるので、個人情報に金融事故などが記載されていると、即審査落ちになってしまいます。
中小消費者金融なら借りられる可能性がある
債務整理中にまとまったお金が必要になることもあります。そんな場合は、債務整理や自己破産をした人にも融資をしてくれる中小消費者金融を利用しましょう。
中小消費者金融は、地方都市に存在し、地元を中心に地道に貸金業を営んでいますが、ネット申込で全国対応している業者も増えています。
中小消費者金融の審査
中小消費者金融でも、自社の審査基準に基づいた審査があります。
中小消費者金融はネットで申し込めるとはいえ、電話でのヒアリングや、少なくなってきていますが、来店が必要なところもまだあります。
「なぜ債務整理をしたのか」「お金を貸しても返済が続けられるのか」など融資に関係する情報の他、生活態度や家族のことなどかなり細かいところまで聞かれます。
返済出来なかった理由の正当性が確認でき、現在の収入や生活環境が安定していれば、それを考慮して融資をしてくれます。
債務整理中の融資は注意が必要
債務整理中に新たに借金をする事は、違法ではありません。しかし、新たに借り入れしたことが発覚すれば、取り返しのつかない事態にもなりかねません。
新規申込をすると債務整理に影響する
債務整理の手続き中に、新たに借り入れをすると、債務整理の対象になっている金融機関にしてみれば不公平が生じます。債務者は、借金の整理をしたところで借入残高の減額してもらっているのに、新たな借り入れ先には元金+利息を支払うことになります。
そうなると、整理の対象となった金融機関から、任意整理に応じてもらえなくなります。
自己破産をした場合は、新たな借金を重ねることで、さらに大きな支障をきたすことになります。自己破産は、財産処分などをして借金返済を免除してもらえる手続き方法ですが、裁判所から「更生の余地なし」とみなされてしまうと免責されなくなる可能性もあります。
自己破産手続きは、支払不能になった債務者を救済するための最後の手段です。自己破産をしたのにもかかわらず、新たに借り入れをしたことが判明すると、裁判所は「この債務者は反省した様子がない」と判断され、免責許可をおろしてもらえない事があります。
免責が不許可になれば自己破産手続きは終了となり、残債はそのままという取り返しのつかない事態になるので、免責が確定するまでは、どんなことがあっても新たな借入をするべきではありません。
そもそも返済の延滞中や債務整理手続き中は審査に通らない
中小消費者金融でも、絶対に申し込みを受け付けない状態の人たちがいます。
それは、返済を延滞している人、債務整理手続き中の人、債務整理が確定したばかりの人です。
新たに借り入れると任意整理や自己破産に応じてもらえなくなると書きましたが、そもそも中小消費者金融側も返済能力がない人には絶対に融資しません。
返済の延滞中・債務整理手続き中の申し込みは、するだけデメリットが重なるだけなので絶対にしてはいけません。
まとめ
中小消費者金融の中には、債務整理中でも貸してもらえるところはあります。しかし、弁護士を介して債務整理をしている途中で新たな借金をしたことがバレると、弁護士から一方的に契約解除を打ち切られる事もあります。
そうなると、支払不能の状態であるにもかかわらず、弁護士費用を支払わなければならなくなったり、手続きや金融機関等の交渉も自力で対処しなければならなくなったりします。
債務整理中にお金を借りるという事は、ますます状況を悪くしてしまうので、債務整理の手続きが完了するまでは、新たな借入は控えておくことが重要です。
どの消費者金融から借りてよいのか分からないという方は、3つのパターンから自分に合った選び方を探してみましょう。
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