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車の購入資金を借りる時知っておくべきポイント!
新車を購入する時、ローンを組むという方が大半だと思いますが、マイカーローン(自動車ローン)は、多くの種類があります。
ローンの選び方によっては大きな違いが出てくるので、どのローンを利用するか、ディーラー任せにせず、ローンごとのメリット・デメリットを比較して選ぶ事をおすすめします。そこで、何を比較すればよいのかを調べてみましたので参考にして下さい。
ローンごとに金利が違う
マイカーローンはディーラーローンや銀行や信用金庫など、ほとんどの金融機関で取り扱っています。注意が必要なのは、それぞれにローン金利が違うので、選び方次第で総返済額が大きく違ってきます。
たとえば、購入車輌をトヨタ「アクア」本体価格2,060,000円、頭金・ボーナス返済なし、返済回数60回という条件で比較すると
金融機関 | 金利 | 利息総額 | |
---|---|---|---|
ディラーローン | トヨタカローラ | 6.5% | ≒360,000円 |
銀行マイカーローン | 三菱UFJ銀行 | 2.5% | ≒140,000円 |
ろうきんマイカーローン | 中央ろうきん | 3.675%(組合員外) | ≒200,000円 |
と、上はディーラーローンの360,000円、下は銀行マイカーローンの140,000円とそのさが190,000円にもなってしまいます。
ディーラーローン
トヨタのローンは各店で金利が違うので、金利の高い販売店と低い販売店では5.0%以上の違いがあります。
トヨタのディーラーローンを利用する時は、購入しようとしている店舗のローンがいくらの金利になっているかを調べる必要があります。
銀行カーローン
銀行カーローンは銀行ごとに基準金利が違うので、銀行ごとにマイカーローンを比較してみる必要があります。
上記の表は、三菱UFJ銀行の「ネットDEマイカーローン」を参考にしていますが、そのほか地方銀行や信用金庫などでも取り扱っています。インターネットを利用すれば、すぐに調べられるので、候補になる銀行のスペックを比較してみましょう。
ろうきんマイカーローン
マイカーローンは銀行やディーラーだけでなく「ろうきん」も取り扱っています。「ろうきん」はそれぞれのろうきんで金利が違います。
さらに「会員組合員のかた」「生協組合員の方」「一般勤労者の方」でも金利が違ってくるので、住まわれている管轄の「ろうきん」で調べる必要があります。
固定金利、変動金利で金利が変わる
金利には固定金利と変動金利の2種類があり、それぞれにメリット・デメリットがあります。
固定金利 | 変動金利 | |
---|---|---|
メリット | 完済まで利率が変化しないので、返済計画が立てやすい | 固定金利に比べて、もともと利率が低めに設定されている |
デメリット | 変動金利に比べ、もともと利率が高めに設定されている | 将来、利率が上昇する可能性がある。 |
固定金利と変動金利、どちらも社会情勢によって変化するので、どちらがお得かは一概に言えません。しかし、借入期間が短いほど金利が変動した時のリスクは少なくなります。
保証人の代わりに保証料が必要
保証料が必要な場合はその金利を上乗せする必要があるので、保証料の金利も含めて比較する必要があります。
たとえば、JAバンクのマイカーローンを利用する時は組合員になる必要がありますが、マイカーローンはJAごとに保証料が別のところもあれば、含まれているところもあるので、保証料が別なのか保証料込みなのかを調べる必要があります。
借り入れ条件をチェックする。
金融機関 | 銀行または支店名 | 利用条件 |
---|---|---|
銀行 | 三菱UFJ銀行 |
※携帯電話のEメールアドレスで申し込みはできません。 |
JA | 兵庫(基金協会) |
※自営業者の方は,ご本人ないし同居のご家族が所有する住居にお住まいの方 |
ろうきん | 中央ろうきん |
※未成年の方は、法定代理人(親権者)の同意が必要となります。 |
JAやろうきんの場合、営業エリアの指定が有ったり、借り入れ条件がエリアごとに違うので、申込先を検討しているJAやろうきんの借り入れ条件を確認する必要があります。
残価設定型ローンとは
最近は残価設定型ローンというローンを見かける事があります。
残価設定型ローンとは「車を買い換える時の下取り分を購入時にあらかじめ差し引き、残りを分割払いにするという商品です。
このローンは3年プランと5年プランがあり、3年後、5年後の残価を差し引いた車両価格を分割するので月々の支払が非常に安く感じられます。契約が終了した時は、その車を買い取るか新しい車に乗り換えるか選べます。
一見メリットばかりのような残価設定型ローンですが、デメリットもあるので、メリット・デメリットを確認してから決めた方がよいでしょう。
残価設定型ローンのメリット・デメリット
残価設定型のメリットは、自動車ローンで車を購入すると、3~5年で全額を返済するのが一般的ですが、残価設定型のローンは、3年プランの場合は車両価格の50%~60%、5年プランの場合は70%~80%を分割払いする事になります。
ですから、月々の支払は格段に安くなりますし、契約終了時は、その車の残価を清算して買い取るか、その車を返却して新しい車に乗り換えるかのどちらかが選べます。ディーラーにとっても、買い替えペースが3年5年と早くなる事や、定期的に買い替えてもらえるというメリットがあります。
買い替えを3年で区切る場合は、車検が必要ありませんが、5年の場合はメンテナンスパックに入っておけば車検費用が含まれているので、車検の時期になっても費用は発生しません。
また、残価設定型ローンは3年5年で一区切りになるので、3年~5年ごとに新車に乗り換えられるというメリットがあります。
残価設定型ローンのデメリットは、あらかじめ走行距離を想定してローンを組むので、走行距離をオーバーするとその差額分を支払う必要があります。また、傷やへこみなどを付けた場合や、改造した時は残価が保証されません。
所有者はディーラー名義なので、購入というよりもリースと言うイメージになります。
最大のデメリットは、契約終了時に買い取りにした場合、総支払い額がローンよりも高くなることがあります。金利によって変わってくることもあるので、事前にシミュレーションをしておくことをおすすめします。
まとめ
マイカーローンは申込先によって金利が違ってきますし、固定金利か変動金利下で違ってきます。さらには、残価設定型というような新しいローンも登場してきたので、ローンを組む時の選択肢がさらに広がっています。
いずれにしても車購入の方法は様々なローンが利用できるので、購入前に返済シミュレーションなどを使い、どのローンが自分に適しているかを十分に検討してから決める事が大切です。
どの消費者金融から借りてよいのか分からないという方は、3つのパターンから自分に合った選び方を探してみましょう。
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