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お金を借りる返済期間で利息が変わる
カードローンでお金を借りる時、いつまで返せばよいのかという返済期間が気になります。返済期間はそれぞれの会社によって違うので、申し込みをする時は事前に確認をしておくことをおすすめします。
ここではお金を借りた時の返済方法や返済期間などを調べてみたので、紹介します。
カードローンの返済期間
カードローンの返済期間は6年9か月、返済回数で言えば80回が基本ですが、中には7年、とか13年6か月という長期の返済期間を設けているところもあります。
カードローンの契約書を確認すれば、返済期間が記載されていますが、新たな借り入れをすることで、自動延長されることが多いので、返済期間を機にする必要はありません。基本的に6年以上という長い返済期間が設定されているので、この期間内で完済ができないという人はまずいません。
たとえば消費者金融で借りたとした場合、ほとんどが50万円までなので、50万円を6年以上で返済するということになれば、年間8万円から9万円を支払うという事になります。
この計算で考えると、月1万円も払わなくてもよい事になり、利息を含めても月1万円程度になりますが、毎月の支払いがこれくらいなら返済できないことはありません。
返済期間は借り入残高で変わる
カードローンの返済方式はほとんどのところが「借り入残高リボルビング方式」を取り入れています。この方式は、借り入残高によって毎月の最低返済額(ミニマムペイント)が決まります。
たとえば、プロミス」の場合、この計算式で毎月返済額を求めます。
借り入後残高 | 毎月返済金額 | 返済回数 |
---|---|---|
30万円以下 | お借入後残高 × 3.61% (1,000円未満切り上げ) | ~36回 |
30万円超過~100万円以下 | お借入後残高 × 2.53% (1,000円未満切り上げ) | ~60回 |
100万円超過 | お借入後残高 × 1.99% (1,000円未満切り上げ) | ~80回 |
これを基にして50万円までの毎月返済額は以下のようになります。
借り入残高 | 最少返済金額 |
---|---|
5万円 | 2,000円 |
10万円 | 4,000円 |
20万円 | 8,000円 |
30万円 | 11,000円 |
40万円 | 11,000円 |
50万円 | 13,000円 |
残高スライドリボルビング払いは、借入残高が多いときは返済額も多くなり、残高が少なくなると返済額も少なくなるので、利用しやすいように思えますが、返済金から元金に充てられる分は常に少なくなるという事で、返済し続けても元金がなかなか減らないということになります。
毎月最低返済額(ミニマムペイント)の落とし穴
毎月返済額(ミニマムペイント)なら返済しやすいと思うのは危険です。
ひとつは、毎月返済額は生活に負担がかからないような返済額になっているので、お金を借りているという感覚が薄れてしまい「これ位の返済なら」と思い、簡単に追加融資をしてしまう心配があります。
二つめは、借入額が増えると自動的に返済期間が伸びるので、返済期間が伸びた分だけ利息が増えます。
たとえば「プロミス」の返済シミュレーションを使って、30万円を借りた時、毎月返済額を36回で返済した場合と、24回で返済した場合を比較すると、毎月返済額は10,815円、利息合計は89,345円になります。
同じ条件で24回払いにすると、毎月返済額は14,948円で利息合計は58,746円になり、返済回数を12回減らすだけで30,599円少なくなります。
このことからわかるように、借りたお金は出来るだけ早く返済する事で無駄な利息を支払う事がないというのがわかります。
返済期間を短くするには繰り上げ返済がおすすめ
カードローンの返済方法に繰り上げ返済があります。
繰り上げ返済は定期的なものではなく臨時的に行うもので、生活費日余裕が出来た時やボーナスのように臨時でお金が入った時、上乗せして支払えば返済期間が短くなり、支払う利息が少なくなります。
繰り返しになりますが、借り入残高リボルビング方式は、借入残高に応じてあらかじめ決められた毎月最低返済額で返済をしていく方式で、返済金額から最初利息額を差し引いた金額が元金の返済に充てられるので、最初のうちは元金の返済がなかなか進みません。
繰り上げ返済を行なった場合、そのお金の全額が元金の返済に充てられます。 ですから、繰り上げ返済をすれば元金返済が早く進むことになるので、元金に対してかかる支払利息も少なくなります。
繰り上げ返済は何時でも可能で、一括返済のように、残高全てを完済する必要はないので、お金に余裕がある時、無理のない金額を上乗せすればよいだけです。
まとめ
返済期間が長くなるという事は、毎月返済額が少ないので、返済しやすいと感じますが、実は返済額が少なくなるということは、それだけ元金の減りが少ないという事です。
つまり、返済期間が長くなるため、利息が増えていくことになるので、この返済方式を採用している会社を選んだときには、繰り上げ返済を続けるとか、残高が少なくなった時点で一括返済をするなど、なるべく返済期間を短くすることが賢いお金の借り方になります。
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