お金を借りる方法はたくさんありますが、すぐに思いつきやすいのは「消費者金融」と「銀行カードローン」ではないでしょうか。
お金を貸してもらえるという共通点はあるものの、この二つには、特徴や金利、サービスなどで様々な違いがあります。
ここでは、消費者金融と銀行カードローンの違いや、状況に応じた選び方などを紹介します。
この記事の目次
消費者金融と銀行カードローンの特徴について
銀行と消費者金融で大きく違うのは、総量規制の対象であるか対象でないか、ということです。消費者金融は総量規制の対象になるのに対して、銀行は総量規制の対象外になります。
総量規制は、融資可能額は「年収の3分の1以内」に融資を制限するもので、貸金業法に含まれている規制です。消費者金融や信販会社、クレジットカードのキャッシング枠に適用されています。
消費者金融の特徴
大手消費者金融のキャッシングは、どの業者でもスピード審査に優れています。
消費者金融 | 金利(実質年利) | 融資限度額 | 審査時間 |
---|---|---|---|
プロミス | 4.5%~17.8% | 500万円 | 最短30分 |
アコム | 3.0%~18.0% | 800万円 | 最短30分 |
アイフル | 4.5%~18.0% | 500万円 | 最短30分 |
SMBCモビット | 3.0%~18.0% | 800万円 | 審査時間:10秒簡易審査 |
大手消費者金融なら全国に無人契約機を配置しているので、すぐにカードを発行してもらえるほか、スマホアプリを利用すればカードレスでお金を引き出すことが可能です。
返済も、ネットバンキングやコンビニATM、口座引き落としなど多くの種類が用意されているので、自分の環境に合わせた返済方法が選べます。
なにより、消費者金融には無利息期間がもうしけられていることです。初回利用で30日間のみなど、条件はありますが、利息なして利用できるのは大きなメリットです。
消費者金融は銀行カードローンと比較すると、自由度が高く、サービスが充実していて、審査や融資のスピードが早いことが特徴といえます。
消費者金融のデメリットと言えるのが、総量規制の対象になっているという事です。総量規制の制限は「融資限度額は年収の3分の1位以内」という制限があるという事です。
たとえば、年収450万円ある場合、消費者金融などのノンバンクからの借入限度額は、最大で150万円以内になります。この金額は1社だけではなく、他社からの借入をしている時はその合計金額になります。
総量規制により、融資を受けるには、本人に「年収」と「安定した収入」が必要になったため、専業主婦(夫)はパートやアルバイトで安定した収入を得ない限り、申し込むことができません。
銀行カードローンの特徴
銀行のカードローンは、その名の通り、銀行が取り扱っている金融商品です。メガバンクから都市銀行、信用金庫、最近ではネット銀行など、あらゆる銀行がカーローンに積極的に取り組んでいます。
消費者金融と違って銀行カードローンは自社の審査基準で金利や融資限度額を決めています。大手消費者金融の最高金利は18.0%前後となっていますが、銀行カードローンだと最高金利は14%前後で設定されていることが多く、少額でも低金利で借りることが可能です。
参考までにメガバンクと呼ばれている、三井住友銀行カードローン、みずほ銀行カードローン、三菱UFJ銀行カードローンの基本スペックを紹介します
銀行カードローン | 金利(実質年利) | 融資限度額 |
---|---|---|
三井住友銀行カードローン | 1.5%~14.5% | 500万円 |
みずほ銀行カードローン | 2.0%~14.0% | 800万円 |
三菱UFJ銀行カードローン | 1.8%~14.6% | 500万円 |
銀行が消費者金融と違うのは、総量規制の対象外なので、融資限度額は年収による影響はありません。そのため、法的には年収の3分の1以上の融資をすることも可能です。
しかし、2017年に過剰貸し付けが問題視され、それ以降は自主的に「年収3分の1」までという規制を掛けています。また、2018年には銀行カードローンの即日融資が撤廃されたため、即日融資も不可能となっています。
また、以前は専業主婦(夫)も、配偶者に安定した収入があれば貸し付け可能とする「配偶者貸付」がありましたが、現在メガバンクでは「配偶者貸付」を行っていません。
しかし、一部のネットバンクや地方銀行には「配偶者貸付」を行っているところがあるので、そちらに問い合わせてみると良いでしょう。
配偶者貸付が可能な主なネットバンク
カードローン名 | 金利(年) | 融資限度額 | 毎月返済額 |
---|---|---|---|
イオン銀行カードローン | 13.8% | 50万円まで | 3,000円~ |
楽天銀行カードローン | 14.5% | 50万円まで | 2,000円~ |
消費者金融と銀行カードローンはどちらがおすすめ?
銀行カードローンと大手消費者金融を比較した時
- 大手消費者金融は即日融資が可能だけど、銀行に比べて金利が高い
- 銀行カードローンは金利が低いけれど、審査が厳しく時間がかかる
- 消費者金融は総量規制の対象で、銀行カードローンは総量規制の対象外
これらの事を基にして借入先を選ぶ事になります。
キャッシングが初めての方
大手消費者金融も銀行カードローンも、しっかりとしたノウハウが確立しているので、どちらを選んでも問題はありません。
自分の状況、何を重視しているか、利用期間はどれくらいか、どれくらいの金額を借りるのかを明確にすれば自分に合った商品を選びやすくなります。
「短期間の利用であれば無利息期間のある消費者金融を選んで利息0円で利用する」「長期に利用するのであれば金利の低い銀行カードローン」というように、サービスで選んでも良いでしょう。
普段から利用している銀行のカードローンを選べば、口座の有無や利用方法、住宅ローンの利用などで、金利が優遇されることもあります。
自分の状況や目的を明確にして、よく調べながら選べば失敗することは少なくなります。
今すぐお金を借りたい人は消費者金融一択
銀行では即日融資に対応していないので、即日融資を希望する方の選択肢は消費者金融のみとなります。
現在の消費者金融は、夜中21時または22時ごろまで対応しているところが多く、土日祝日でも融資を受けることができます。年末年始はさすがに休業となりますが、それ以外ではほぼ毎日営業しているので、必要な情報や書類をしっかり提出できれば、即日融資をしてもらえるでしょう。
まとめ
大手消費者金融の場合はサービス面も含めて、それほど差がないのでどこを選んでもそれほど大きな違いはありません。
銀行カードローンはメガバンクから信用金庫まで、ほとんどの銀行がカードローンを取り扱っており、カードローン顧客の獲得に努力しています。そのため、時間をかけて調べれば、金利やサービス面も含めて、思わぬ好条件のカードローンを見つけられる事もあります。
銀行カードローンなら、名前を聞いたことがないような信用金庫でも安心してキャッシングが始められます。キャッシングの申込を検討している方は、まずは銀行カードローンから調べてみる事をおすすめします。
どの消費者金融から借りてよいのか分からないという方は、3つのパターンから自分に合った選び方を探してみましょう。
1.即日でお金を借りたい方
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2.銀行系のカードローンで借りたい方
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