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救急車で搬送されたけどお金がない!そんな時の対処法について
インターネット上で「救急車で病院へ搬送された時、お金を支払った」という書き込みを見る事がありますが、救急車は基本的に税金で負担されているので、救急車を利用しても費用は掛かりません。
ただ、緊急搬送されて病院で治療を受けたり、診察の結果入院が必要になったりした時は、医療費が発生します。この費用を救急車で運ばれたからと勘違いしている人もいるようです。
また、緊急で運ばれて治療を受けたりした場合や入院が必要になった時、お金が払えないという事がありますが、そんな時はどうすればよいのか困った時の対処法を紹介するので参考にして下さい。
医療費が支払えないとどうなる?
救急車で緊急搬送して治療を受けた場合、その治療費が支払えない場合はどうなるのでしょう。基本的には医療費は後払いになるので、治療を受けた後で、分割や支払期限の延長などの相談に乗ってくれる所もあります。
また、様々な医療費支援制度なども利用できるので、緊急を要する場合はお金を払えるかどうかではなく、まずは治療を受けることを優先するべきです。
医療費が支払えない場合、病院によって対処法はそれぞれに違いがありますが、支払えない場合は、病院の事務担当と相談して決める事になります。
中には支払い能力があるのに長期間未納だったり、滞納額が多かったり悪質なケースもあるようで、最終的には弁護士に回収を依頼して法的な手段を取る病院も少なくないようです。
医療費が支払えない時はどうすればよい?
医療費の支払いに困った時は
- 「高額療養費制度」
- 「高額療養費貸付制度」
- 「無料低額診療事業」
が利用できます。
高額療養費制度とは
「高額療養費制度」とは公的な医療保険に加入している方を対象とした制度で、1ヵ月に支払った医療費が、一定の金額を超える場合に、超えた分を払い戻してもらえる制度で、この制度は、
- 保険適用される診療や入院で支払った医療費
- 院外処方で支払った費用(医療機関が発行した処方箋により薬を受け取った場合の薬代)
などが対象になります。
申込み方法は「高額療養費支給申請書」「医療費の領収書」「国民健康保険証(国民健康保険加入者のみ)」「住民税非課税証明書(住民税が非課税となっている場合のみ)」を揃えて加入している保険機関の窓口へ提出すればこの制度が利用できます。
ただし、高額医療費が支給されるのは、医療機関を受診した月から3ヵ月以上先になるので、すぐにお金が戻ってくる事はありません。そんな時に利用できるのが、「高額療養費貸付制度」で事前に借りることが出来ます。
高額療養費貸付制度とは
「高額療養費制度」を申請してお金が戻ってくるのは、どんなに早くても受診から3か月後になるので、「医療費が返ってくるまで待てない.」という方は「高額療養費貸付制度」が利用できます。
「高額療養費貸付制度」は、公的な医療保険(健康保険組合・全国健康保険協会(協会けんぽ・船員保険)・国民健康保険・共済組合など)に加入している方が対象で、高額療養費制度を使って戻ってくるお金の約8割(国民健康保険では約9割)を無利息で貸し付けてもらえる制度です。
申込方法は加入している保険の窓口で申請しますが、保険によって提出書類の入手方法が違うので事前に関係機関で確認が必要です。申請が完了すると2~3週間程度でお金が受け取れます。
ちなみに、高額療養費を申込む時に高額療養費も併せて申込めば一度で済みます。
無料低額診療事業とは
無料低額診療事業とは、通常なら自己負担分の3割(70歳未満)の医療費を、経済力に応じて無料、または低額な料金によって診療してもらうというもので、医療機関が低所得者などへ無料または低額な料金によって診療を行う新規の事業です。
対象となるのは「低所得者」や「要保護者」「DV被害者」「人身取引被害者」「ホームレス」などで、無料低額診療が受けられます。
「無料低額診療事業」は、社会福祉法で定められた福祉事業のひとつで、医療機関が都道府県または政令市、中核市に届け出て実施します。
「無料低額診療事業」をやっている病院や診療所は、2012年度の集計では、全国に558施設あり、近年、数は増え続けています。すべての都道府県に最低でも1か所はあり、とくに首都圏、京阪神、北海道、福岡県にはそれなりの数があります。
代表的なのは、済生会の病院や診療所と巡回診療船などで、恩賜財団済生会(社会福祉法人)は、もともと貧困者医療のために明治天皇が出したお金をもとに設立された医療用施設です。
済生会病院は、公的医療機関に分類されていて、北海道社会事業協会(社会福祉法人)の病院も昭和天皇が皇太子時代に福祉のために出したお金が始まりです。
民医連(全日本民主医療機関連合会)に加盟する病院や診療所も、無差別平等の医療という理念に立って、ほとんどが実施しています。医療生協や勤労者医療協会の医療機関も多く含まれ、中には歯科の診療に応じる施設もあります。
まとめ
救急車で病院へ行った場合、救急車の利用料自体は無料です。ただし、診察結果によって治療費が高額になったり、入院しなければならなくなったりする事もあります。
まずは治療に専念し、費用の事は病院の事務担当と相談すれば、手続きから請求まで、病院側でやってもらえるところが多いので、費用の事は心配する必要はありません。
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