「プロミス」と「SMBCモビット」はどちらもSMBCグループ内の、大手消費者金融です。「プロミス」と「SMBCモビット」はよく似たところも多いですが、細かく見ていくと違いが見えてきます。
「プロミス」にはプロミスのメリットがありますし、「SMBCモビット」にはSMBCモビットのメリットがあります。そこで、両社の特徴を比較し、利用者にとってどちらがおすすめかを調べてみました。
この記事の目次
「プロミス」と「SMBCモビット」基本スペックを比較する
比較項目 | プロミス | SMBCモビット |
---|---|---|
金利(実質年率) | 4.5%~17.8% | 3.0%~18.0% |
融資限度額 | 500万円まで | 800万円まで |
遅延損害金 | 実質年率20.0% | 実質年率20.0% |
即日融資 | 可能 | 可能 |
無利息期間 | 初回借入翌日より30日間 | 無し |
返済期間・回数 | 最長6年9カ月・~80回 | 最長60回(5年)。 ただし、返済能力その他の事情に鑑み、合理的な理由があるとSMBCモビットが認めた場合には、最長106回(8年10ヶ月) |
「プロミス」と「SMBCモビット」金利を比較する
「プロミス」の金利は4.5%~17.8%、「SMBCモビット」は3.0%~18.0%なので、下限金利は「SMBCモビット」の方が有利ですが、上限金利は「プロミス」の方に軍配が上がります。
ただ、下限金利は最大限度額まで借りた時の金利なので、あまり参考にはなりません。
初回契約時はほとんどの場合、上限金利が適用されるのでわずかの差ですが「プロミス」がおすすめです。
「プロミス」と「SMBCモビット」融資限度額を比較する
融資限度額については「プロミス」が500万円まで、「SMBCモビット」は800万円までとなっているので、「SMBCモビット」の方が多く借りられる気がしますが、実際はそうではありません。「プロミス」も「SMBCモビット」も消費者金融なので、総量規制の対象になります。
総量規制で「融資限度額は年収の3分の1以内」という制限があるので、仮に500万円借りようと思えば最低でも1,500万円以上の年収が必要ですし、800万円を借りようと思えば年収が2,400万円以上必要になります。
実際のところこれだけの高額融資を受ける時は、金利の安い金融商品を選ぶのが一般的です。しかし、どの金融業者であれ、初回契約時の限度額は50万円以下になる場合がほとんどです。
「プロミス」と「SMBCモビット」即日融資を比較する
「どうしても今日中にお金を用意しなければならない」という事がありますが「プロミス」でも「SMBCモビット」でも即日融資が可能なので心配する事はありません。
「プロミス」の申込方法
- Webから申込む方法
- プロミスコールから申込む方法
- 来店または自動契約機から申込む補法
- 郵送で申し込む方法
即日融資で借りたい時は「郵送」以外を選ぶ必要があります。
「プロミス」で即日融資を希望する時は「Web完結申込」がおすすめです。全銀システム稼働時間拡大に伴い、原則24時間最短10秒で振込可能です。
「Web申込」のメリットは、返済方法を会員サービスの「口フリ」を利用すれば郵送物が自宅に送られてくることがありませんし、カードレスで利用できるのでカードを紛失するという事もなくなります。
また、三井住友銀行やPayPay銀行をはじめとした、全国約200の金融機関で24時間365日、土日・夜間でも振込みが可能です。
「SMBCモビット」の申込方法
- パソコンやスマホ・携帯を使ってインターネットから申込む方法
- 電話で申込む方法
- 郵送での申込方法
即日融資を希望する時は「郵送」以外を選ぶ必要があります。なかでもインターネット申込は24時間365日申込が可能なので、普段時間が取れない方に人気のある申込方法です。
インターネットからの申込方法は2つあります。
- 「WEB完結申込」
- 「カード申込」
「WEB完結申込」の申込条件は、三井住友銀行または三菱UFJ銀行、ゆうちょ銀行、みずほ銀行に口座がある方で、保険証は社会保険か組合保険を持っている方に限られるので正規雇用の社員や公務員だけになります。
パートやアルバイト、派遣社員の方は「カード申込」からになります。
土日・祝日に即日融資で借りたい場合は、365日稼働している三井住友銀行ローン契約機を利用することができます。インターネットから申込を済ませてからローン契約機で本審査を受けるという方法を利用すれば、土日・祝日でも即日融資は可能です。
WEB完結の場合は、カードの発行自体がなく、取引はすべてカードレスで行うことになります。
「プロミス」と「SMBCモビット」無利息期間を比較する
大手消費者金融のほとんどが「無利息期間サービス」を取り入れています。
「プロミス」にも「30日間無利息サービス」があるので、初回契約をした方なら利用できますが、「SMBCモビット」には無利息期間サービスがないので残念ながら利用できません。
無利息期間サービスの目的は、新規顧客獲得のために作られたサービスで、初回申込に限り利用できます。
「プロミス」の無利息期間サービスを利用するにはメールアドレスの登録と、会員サービスのWeb明細を利用する必要があります。
「プロミス」の無利息期間は、初回借入時だけでなく、会員サービスにある、ポイントサービスを利用する事で、改めて無利息期間が利用できるようになります。
ポイントサービスとは、プロミスインターネット会員サービスの利用に応じて、ポイントが貯められるサービスで、会員サービスを利用するごとにポイントを貯める事が出来ます。
対象サービス | 獲得ポイント | ポイント獲得条件 |
---|---|---|
プロミスポイントサービス申込 | 100ポイント | 初回登録時のみ、ポイント獲得 |
プロミスインターネット会員サービスログイン | 10ポイント | 毎月初回ログイン時のみ |
プロミスインターネット会員サービス内の「プロミスからのお知らせ」の確認 | 5~20ポイント | 「プロミス」からのお知らせを確認した場合 |
収入証明書類の提出 | 160ポイント | 収入証明書類を提出した場合 ※同年中の書類は、原則初回のみポイント獲得 |
ご返済日お知らせメール | 各1ポイント | 毎月月末時点で対象サービスのご利用を登録した場合 |
取引確認メール | ||
Web明細の受取 |
ポイントは点数に応じて、提携ATM手数料が無料で使えたり、無利息期間サービスが利用できたりするようになります。
無利息期間は250ポイントで7日間、400ポイント貯まると15日間、700ポイントなら30日間の無利息期間が利用できるようになります。
「プロミス」と「SMBCモビット」申込方法を比較する
「プロミス」は20歳~69歳までの方で、安定した収入が有ればパートをしている兼業主婦や、アルバイトをしている学生、自営業の方でも申込が可能です。
「SMBCモビット」の場合は年齢が20歳以上69歳以下までという違いがありますが、その他は同じです。
「プロミス」の申込方法
- パソコンやスマホを使ったWeb申込やプロミスコールからの申込
- 店舗や自動契約機からの申込
- 郵送で申し込む方法
即日融資で借りたい場合は、郵送以外を選べばどの方法でも即日融資が可能です。
中でもWeb申込は24時間何時でも来店不要で申込が可能です。全銀システム稼働時間拡大に伴い、プロミスは2018年10月15日より原則24時間最短10秒で振込可能となりました。
Webで契約する時、「カード郵送希望なし」を選べば、自宅への郵送物はありません。カードを自動契約機で受け取れば、家族に知られる事もありません。
「プロミス」の申込やカードの受け取りは、「プロミス」の自動契約機だけでなく、三井住友銀行のローン契約機からも利用できるというメリットがあります。「プロミスの店舗へ出入りしているところを人に見られたくない」という方にとって、大きなメリットと言えます。
「SMBCモビット」の申込方法
- 「WEB完結申込」
- 「カード申込」
「カード申込」は一般の申込条件と変わりはありませんが、「WEB完結申込」は申込条件が違ってきます。
「WEB完結申込」の申込条件は下記のようになっています。
- 事前に三井住友銀行または三菱UFJ銀行、ゆうちょ銀行、みずほ銀行に普通貯金口座を持っている方
- 健康保険証は社会保険証または組合健康保険をお持ちの方
対象者は正規雇用の正社員か、公務員が対象になります。国民健康保険を利用している方は「カード申込」から申込む事になりますが、こちらでも原則即日融資は可能です。
「プロミス」と「SMBCモビット」借入方法を比較する
「プロミス」の借入方法
- パソコンやスマホを使った振込キャッシング
- プロミスコールからの振込依頼
- 近くの店舗
- 提携ATM
振込キャッシングを擦る場合、会員サービスにログインし、手続きが必要ですが、振込キャッシングなら最短10秒で指定口座への振込が可能になります。振込キャッシングの受付時間は、一般銀行と提携銀行で違ってきます。
一般銀行の場合
曜日 | 受付時間 | 振込実施時間 |
---|---|---|
月~金 | 0:00~9:00 | 当日 9:30頃 |
9:00~14:50 | 受付完了から10秒程度 | |
14:50~24:00 | 翌営業日 9:30頃 | |
土・日・祝 | 0:00~24:00 | 翌営業日 9:30頃 |
会員サービスの「瞬フリ」は三井住友銀行やジャパンネット銀行をはじめとした、全国約200の金融機関に口座を持っている必要が有ります。
曜日 | 受付時間 | 振込実施時間 |
---|---|---|
月~金 | 0:00~24:0024時間受付 | 受付完了から10秒程度 |
土・日・祝 |
「瞬フリ」は365日何時でも利用できるので「プロミス」で契約する時は、口座を作ることをおすすめします。
また、プロミスコールなら24時間どこからでも振込依頼が出来るので、インターネット環境が整っていなくても心配する事はありません。
「SMBCモビット」の借入方法
- 振込キャッシング
- ローンカードを使って提携ATMからの借入
振込キャッシングを利用する時は会員専用ページ「Myモビ」へ入って振込依頼をすれば、モビットの営業時間や銀行の対応時間により異なりますが、最短3分で振込が完了します。振込キャッシングを多用する方は、「Myモビ」に銀行口座を登録しましょう。
提携ATMの利用については利用手数料が必要になりますが、三井住友銀行ATMは手数料無料で利用できます。
その他の提携銀行ATMやコンビニATMを利用する時は、1万円以下は110円、1万円を超える場合以上は220円の手数料が必要になるので、無駄な費用を使わない為にも、自動振替や三井住友銀行で口座を作ることをおすすめします。
「SMBCモビット」の新しい借入方法として、スマホキャッシングが利用できます。
スマホキャッシングはセブン銀行のみで利用が可能で、使い方はいたって簡単で、
- 最初にスマホのSMBCモビット公式アプリを立ち上げます。
- 続いて「スマホATM取引」を選び「ご出金」を選択するとカメラが立ち上がります。
- ATMの「取引開始」ボタンをして、ATM画面に表示されたQRコードを撮影します。
- スマホに表示された「企業番号」と暗証番号を入力すれば、お金が取り出せるようになります。
この方法ならカードレスで利用できるので、お金を借りているという事を人に知られる事もありませんし、カードを紛失するという心配もありません。
「プロミス」と「SMBCモビット」返済方法を比較する
「プロミス」の返済方法
- インターネット返済
- 口座振替(口フリ)
- 銀行振込
- 店頭窓口からの返済
- プロミスATMまたは提携ATMからの返済
- コンビニ(マルチメディア端末)
銀行振込と提携ATM以外は、手数料0円で利用できます。
提携ATMは、1万円以下の取引で110円、1万円以上の取引で220円の手数料が発生します。カードレス取引でも手数料が発生するので、返済に関しては銀行振込と提携ATM以外の方法を利用するようにしましょう。
「SMBCモビット」の返済方法
- インターネット返済
- 口座振替(口フリ)
- 銀行振込
- 提携ATMからの返済
- ポイント返済
インターネット返済サービスと口座振込は、手数料無料で利用できますが、銀行振り込みと提携ATMでは手数料が発生します。
ポイント返済は、「Myモビ」内で「Tポイント」の利用手続きが完了している、あるいは「モビットカード(Tカード機能付き)」を所持している場合に利用できます。
「プロミス」と「SMBCモビット」審査通過率を比較する
キャッシングでお金を借りるには、審査を通過しなければ意味がありません。
審査基準はキャッシング会社それぞれで違うので、審査が緩いところはどこ?という事は言えませんが、審査が通りやすいか、通りにくいかは、審査通過率を見れば審査に通りやすいところが見えてきます。
「審査通過率」とは、新規で申込をした人のうち、どれくらいの人が審査に通ったのかをあらすもので、通過率が高ければ高いほど借り易いという事になるので、審査通過率が高いところで申込めば「借りられる率も高くなる」という事になります。
大手消費者金融の審査通過率(2016年4月以降~最新公開データまでの平均)
消費者金融 | 審査通過率 | |
---|---|---|
1位 | アコム | 47.99% |
2位 | アイフル | 45.18% |
3位 | プロミス | 42.89% |
「SMBCモビット」に関しては審査通過率が公表されていないので、推測ですが40%を少し超えたところくらいのようです。
審査通過率からみると「プロミス」は平均42.89%という結果になっていますが、これは申込者の条件によって大きく違ってくる事があります。たとえば、申込条件をクリアしていない人が申込をすれば審査通過率は下がります。
また、貸す側としても、融資可能か不可のどちらかという事はなく、借入希望額を下げて融資をしているという事もあるので、審査通過率がすべてを表しているとは言えません。
「プロミス」と「SMBCモビット」独自サービスを比較する
プロミスの特徴は多種多様な商品が利用できる事
「プロミス」には様々な商品が用意されています。
商品名 | 金利 | 融資限度額 |
---|---|---|
フリーキャッシング | 4.5%~17.8% | 500万円 |
おまとめローン | 6.3%~17.8% | 300万円 |
自営者カードローン | 6.3%~17.8% | 300万円 |
目的ローン | 6.3%~16.5% | 300万円 |
レディースキャッシング | 4.5%~17.8% | 500万円 |
フリーキャッシングは一般的なカードローンです。
おまとめローン、は複数社の借入を一本化する時に利用できる商品で、おまとめローンは総量規制の対象外になるので、審査で返済が可能と判断されれば、年収の3分の1を超えても融資が受けられます。自営者ローンも総量規制の対象外となるので、融資限度額は年収の3分の1以上の融資が受けられます。
レディースキャッシングは、フリーキャッシングと同じですが、違うのはすべて女性が対応してくれるという事です。担当者が女性の場合、女性ならではの相談事や、聞きたいことが有っても安心して聞くことが出来る、という事で作られたのがレディースキャッシングです。
「プロミス」はこれらの商品群から、自分の状況に合わせた商品が選べるというメリットがあります。
SMBCモビットの独自サービスはWEB完結申込
SMBCモビットの申込方法で「WEB完結申込」と言うのが有ります。「WEB完結申込」は「会社への電話連絡なし」という事で人気のある申込方法です。
キャッシングの申込をしたあと、審査があり、必ず在籍確認が行われます。在籍確認は、審査の段階で申込者が記入した勤務先に間違いなく勤めているかを確認する事で、申込書の勤務先に電話を入れて、本人が勤めている事を確認します。
「この在籍確認の電話は避ける事ができないのかな」と思う方も少なくありません。SMBCモビットには会社への電話連絡を回避するために「WEB完結申込」が有ります。
「WEB完結申込」なら会社への電話連絡なしで審査が行われるので、人気のある申込方法です。
「WEB完結申込」の申込条件
- 三井住友銀行もしくは三菱UFJ銀行、ゆうちょ銀行、みずほ銀行に口座がある方。
- 健康保険証は社会保険証または組合保険の方。
- 勤務先を確認するための、収入証明書(源泉徴収・給与明細・確定申告・所得証明など)を提出できる方。
事前にお金が必要になる日がわかっている場合は、前日の夜など早めに申込みを済ませておけば安心です。
「SMBCモビット」は10秒簡易審査というサービスがあり、借りられるかどうかの結果をすぐに出してくれます。また全銀システム稼働時間拡大に伴い、原則24時間最短3分での振込も可能です。
契約が銀行の営業時間内で終わりそうにないという場合でも、「WEB完結申込」を行い、仮審査までを済ませておきましょう。その後、営業時間内にローン契約機へ行き、本審査を通過してカードを発行してもらえれば、カードを使ってATMからお金が引き出せるようになるので、銀行の営業時間外でも借り入れできます。
ローン契約機は土日・祝日でも営業しているので365日いつでも即日融資で借りる事が可能です。
まとめ
「プロミス」は現在SMBCグループの傘下にありますが、消費者金融というイメージは抜け切れていません。
安心感と言う面から見れば「SMBCモビット」がおすすめです。
しかし、キャッシングをする時、一番気になるのが金利で、「プロミス」と「SMBCモビット」を比較した時、「プロミス」は「SMBCモビット」より0.2%低い金利で借りることが出来るので、同じ条件なら「プロミス」の方にお得感があります。
また「プロミス」には30日間無利息期間サービスがありますが、「SMBCモビット」にはそのサービスがありません。その他、借入方法や返済方法、会員のためのサービスを比較しても「プロミス」の方が一枚上という印象があります。
どの消費者金融から借りてよいのか分からないという方は、3つのパターンから自分に合った選び方を探してみましょう。
1.即日でお金を借りたい方
即日でお金を借りやすい大手の消費者金融から選びたい方はコチラ
消費者金融人気ランキング【人気の消費者金融1位はどこ?】
2.銀行系のカードローンで借りたい方
銀行系カードローンと消費者金融のキャッシングを比較したい方はコチラ
消費者金融と銀行カードローンを比較
3.大手の消費者金融を比較したい方
即日融資でかりやすい大手の消費者金融4社を比較しました
今すぐ借りれる即日融資カードローン3社を徹底比較