アコム

アコム の会社概要とは?名前の由来や目指すものについて調べてみた

三菱UFJフィナンシャル・グループの「アコム」は「プロミス」と肩を並べるほどの大手消費者金融としてよく知られています。

しかし「アコム」という会社はどんな会社なのかを知っている方はそれほど多くはありません。そこで「アコム」とはどんな会社なのか、どんな歴史を歩んできたのかを紹介します。

アコムの会社概要

商号 アコム株式会社(ACOM CO., LTD.)
主な事業内容 ローン事業・クレジットカード事業・信用保証事業
本社所在地 東京都港区東新橋一丁目9番1号 東京汐留ビルディング
電話番号 03-5533-0811(代表)
創業年月日 1936年4月2日
創立年月日 1978年10月23日
資本金 638億3,252万円
決算期 3月31日(年1回)
従業員数 1,964名
貸金業者登録番号 関東財務局長(14)第00022号
包括信用購入あっせん業者登録番号 関東(包)第5号
加盟団体 ・日本貸金業協会
・一般社団法人 日本クレジット協会
・一般社団法人 日本経済団体連合会
主要取引金融機関 三菱UFJ信託銀行株式会社

「アコム」の名称は、愛情の「Affection」アフェクション、信頼、信用「Confidence」コンフィデンス、節度の「Moderation」モデレーションの3つの頭文字をとって作られた造語です。

「アコム」は「人間尊重の精神とお客さま第一義に基づき、創造と革新の経営を通じて楽しく豊かなパーソナルライフの実現と生活文化の向上に貢献する事を目指し、「お客様第一義」「人間尊重の精神」「創造と革新の経営」に基づいた理念を「アコム」の企業理念としています。

アコムの歴史

1936年 丸糸呉服店を創業
1948年 業務を質屋に転換
1961年 「サラリーマン金融」専門店の店舗を開設
1966年 名称を「サラリーローン」に変更
1967年 東京の八重洲口に1号店をオープン
1968年 各店舗にオンラインコンピューターを設置
1973年 消費者金融では初めて現金自動貸付機(CD)を導入
1978年 「アコム株式会社」を設立以降、1979年にはATMの設置を開始し、24時間365日入出金に対応するようになりました。

1993年には「自動契約機」を開発し、各店舗に設置、2008年には三菱UFJフィナンシャル・グループの連結子会社となり、ローンやクレジットカード事業、カードローン信用保証事業の中心を担うようになり、三菱UFJフィナンシャル・グループという、強力かつ巨大な企業力とブランド力を味方につけたことで、消費者金融市場では、他社との差別化が図られるようになったことから、大手消費者金融としての地位を確立しました。

呉服店から「勤め人信用貸し」へ

「アコム」は当初呉服店から出発したのですが、戦争の激化によって一度は呉服店を自主廃業しますが、1948年には呉服業を転換して質屋業を再興します。

1950年代に入り、物の物価が下がり、質草を預かっても利益を得ることが出来なくなり、多くの質店は廃業しますが、「アコム」は手形や商人貸付などの金融事業も同時に開始し、1950年代後半から現在の「アコム」の前身となるサラリーマン金融と呼ばれた勤め人信用貸しをはじめたのです。

「勤め人信用貸し」は、従来型の土地や建物などを担保にして保証を得るという、担保貸しではなく、月々決まった収入がある人物(勤め人)への対人信用で融資を行うという画期的な方法で、創業者が創業以来大切にしてきた「人を信頼する、人から信頼される」という信条が生かされた事業でした。

始まりは神戸の店舗から

神戸の元町にある質店で、1960年3月から試験的に「サラリーマン金融」を始めましたが、人気は上場で、当時は返済の遅れもほとんどありませんでした。

この業績を見た結果、翌1961年には「サラリーマン金融」の店舗を、質屋から独立させて大阪の梅田、淀屋橋などに進出します。

大阪に進出した理由は、このエリアには大阪の大企業や銀行などが集中しているため、収入の高いサラリーマンにお金を貸し出そうと考えたからです。

当時のアコムの融資条件

マネー案内人
マネー案内人
当時のアコムの融資条件は、現在の貸付条件とは違い、属性の高いサラリーマンが対象でした。

職業は公務員か、有名企業の社員、勤続年は2年以上、保証が必要で、返済回数は3・5・10回のいずれか、実質年率は102%という高金利ですが、当時はこれが普通でした。

当時は、池田勇人内閣の「所得倍増計画」が出された頃で、「給料は右肩上がり」「持っている自宅などの価値も右肩上がり」という時代だったので、今では考えられない高金利でも、貸し倒れはほとんどなかったようです。

ちなみに、このような融資条件でも、当時のアコムの店舗は「お客さまが行列をつくるほどの盛況ぶり」だったそうです。

日本で初めての対人信用による「無保証」の融資事業や日本初の現金自動貸付機の設置したのも「アコム」ですし、その現金自動貸付機を24時間年中無休で稼働させたのも「アコム」の取り組みでした。

また、自動契約機「むじんくん」を他社に先駆けて開発し設置したのも「アコム」です。

このように新たな挑戦を続けてきたのは、自社の利益よりも、顧客のニーズに応えたいという思いや、貸金業界全体の未来を見据えた事業展開をしてきたからです。

その取り組みに偽りのないことは、アコムの中核事業以外にも表れていて、アコムの創業者・木下正雄氏は「木下記念事業団」を設立し、若者への奨学金制度や研究支援活動を目的とした活動が行われている事からも、よくわかります。

アコムの社会貢献活動とは

木下記念事業団」は1975年に創設され、事業団の目的として向学心があるにもかかわらず、家庭の経済状況によって就学費用を支払うことが困難な学生に対して、1976年から返済不要の奨学金給付をはじめたのが最初です。

1986年には寮費を寮費が無料で利用できる量の運営や、2018年から大学など研究機関で、学術研究活動を行う若手研究者への研究助成金事業が行われることになっています。

社会貢献活動については「アコム」が主催する「“みる”コンサート物語」を定期的に開催しています。

“みる”コンサート物語は、「誰かのために何かをしたい」「多くの人の笑顔が見たい」「地域社会と良好な関係を築きたい」という3つの思いから、始まったコンサートで、アコムの社員だけでなく地域のボランティアが一丸となって運営しているコンサートです。

「“みる”コンサート物語」は、小さな子供やお年寄り、障がいのある方も楽しめるように配慮したバリアフリーコンサートを定期的に行っており、1994年に東京で開催されたのを皮切りに、これまでの公演数は200回を超え、来場者も20万人を超えるほどの盛況を呈しています。

まとめ

「アコム」の理念は、Affection(愛情)、Confidence(信頼)、Moderation(節度)によってつけられたように、人に対する信頼度が息づいています。

消費者金融と言えば、いまだに暗いイメージを持ち続けている人もいますが、消費者金融という言葉のイメージや数字や広告だけでは見えてこない部分もあります。

最終的に「アコム」が信頼できる企業かどうかは、利用者の判断にゆだねられますが、貸金業以外の社会に対する貢献度を見ても「アコム」は信頼度の高い企業と考えてもよいのではないでしょうか。

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