お金のコラム

お金を借りる事が癖になってしまった!借金癖から抜け出す方法

借金癖から抜け出す方法

借金を繰り返していると癖になり、なかなか抜け出せないと思っている人も少なくありません。確かに借金から抜け出せないで、どんどん深みにはまっていく人も居ますが、決して治らないわけではありません。

「何とか借金癖を断ち切りたい」と思っている人のために、いくつかの方法を紹介するので、参考にしてみてください。

借金癖のある人の特徴

借金癖になっている人を見ると、共通する特徴があります。

それは「自分自身が追い込まれない」と気づかないという事で、「何とかなる」とか「まだ大丈夫」というような、自分に暗示をかけるように言い聞かせますが、気がついた時は身動きがとれなくなってしまっていたというタイプの人が多いようです。

身動きが取れなくなった状況から少しでも楽になるように、新たな借金を重ねてしまうのが借金癖のある人の特徴と言えます。

他にも借金癖がある人の特徴と言えるものはいくつかありますが、共通して言える事は「自分に甘い」と言うのが借金癖から抜け出せない原因と言えます。

借金が癖になる理由

お金を借りるという事は、普通の人にとって、高額のお金を借りる事でなりのプレッシャーを感じるはずです。返済が出来なくなった時や、体裁などを考えると、簡単に借りる気にはなりませんし、簡単に借りられると思ってもいないと思うのが一般的です。

しかし、お金を借りるという事は、そんなに難しい事ではありませんし、案外簡単貸してくれるところがあります。その方法は、キャッシングでお金を借りる方法で、一度金融機関でローンカードを作ってしまえば、決められた範囲内で、簡単にお金が借りられるようになります。

一回でも借りると、手軽に借りられる事から借金のハードルは一気に下がってしまい、それが重なると、お金を借りる事に何の抵抗もなく、癖になっていきます。

同じ借金癖でも、自分に借金癖がついている事を自覚しているタイプと、気付いていないタイプの人に別れます。

借金癖はなおせる?

借金癖を治す事は、よほどの決意がないと厳しいかもしれません。まずは、自分自身が借金癖を治すという強い意志と、周りの環境に頼れなくする事が重要です。

借金癖は本人の性格上の問題なので、まずは自分から借金癖を治したいという意志がなければ、周囲からどんなに説得されても、聞き入れる事はありません。

また、お金を借りる方法は、手軽に借りられるシステムになっているので、簡単に借金が膨らんでしまいます。

さらに、その借金は、借金をした人の家族が迷惑を掛けてはいけないと思い、本人が返済不能に陥っていても、家族が何とか返済をしてしまいます。そうなると借金を作った本人は何もせずに問題解決してしまうので、また気軽に借り入れをしてしまいます。

では、借金癖から抜け出すにはどうすればよいか、一番良いのは借金が出来なくする事です。

借金癖があると自覚する事が大切

借金癖があると自戒している人は、自分の意志で「借金癖を直そう」と努力しますが、借金癖がある事を自覚していない人は、「治そう」という気概は全くありません。

何故なら、このままの生活を続けていても何も変わらないと思っているからです。

カウンセリングを受けてみる

つい何度も借金をしてしまう人は、借金依存症の可能性が高いです。それはギャンブル依存症やアルコール依存症と同じで、本人が治そうと思っても簡単に治らないものです。そして依存症という病気であれば、プロのカウンセリングを受けて治すのもひとつの解決策です。

現在すでに借金が癖になっている人は、一度借金依存症カウンセリングを受けてみる方がよいかもしれません。

カウンセリングは、借金癖のある人に対して、その癖を治すための指導やケアを行うもので、借金問題に詳しいカウンセラーが治療を行いますが、これを受けて借金依存症から立ち直った人は大勢います。カウンセリングを受けたからすぐ治るというものではなく、借金癖から回復するまでに時間はかかります。

しかし、借金癖を根本から治すためにはとても有用なのがカウンセリングです。

カウンセリングに抵抗がある方は、同じ悩みを抱える人が集まった「自助グループ」に参加してみる方法もあります。カウンセリングや「自助グループ」へ参加しても、すぐには治りませんが、時間をかけて治療をすれば、いずれは借金癖から抜け出す事も可能です。

手持ちのローンカードやクレジットカードを解約する。

借金癖が抜けない理由として「いつでもお金が借りられる」ということがあげられます。ですから、その環境を断ち切ってしまえば、借金癖がなくなる可能性は高いです。

借金をやめたいけれどやめられないというような状態が続いている時は、思い切って手持ちのローンカードや、クレジットカードをすべて使えないようにする事です。

ローンカードやクレジットカードを使えないようにしただけでは、銀行振込などで借りる事が可能な事や、カードの発行も可能なので、思い切って契約解除をしてしまいましょう。

債務整理で強制的に借りられないようにする

債務整理とは、法律に基づいて、借金を減らしたり無くしたりする手続きのことで、弁護士や司法書士に相談し、借り入れ先の金融機関と話し合って債務を減らす「任意整理」や裁判所を通して借金をゼロにする「自己破産」などがあります。

債務整理をした場合、信用情報機関の個人情報に事故履歴として登録され、5年~10年程度は新たな借り入れや、クレジットカードを作れなくなります。

任意整理は、借金を減額してもらえたり、強制的に借金ができない環境を作ってもらえたりするので、新たに借金を作ってしまう可能性がなくなります。

ただし、一定の期間が過ぎてしまえば再び借金ができるようになります。その間に借金癖を断ち切るようにしなければなりません。

まとめ

借金が癖になっている人は、欲しいものが有れば自分の欲望を抑えることができなくなり、何とかして手に入れるようにします。またギャンブルや賭け事が好きな人は、いくら負けてもいつかは取り返せる」と思い、借金を重ねていく人が多いです。

このような借金癖がついている人を開放するには、周囲の人の協力が必要ですし、何より本人の自覚が大切です。カードローンなどで一度借りてしまうと、いとも簡単に借りられる事に味をしめ、借りたお金も「自分のお金」と思い込んでしまうのが、借金が癖になってしまう原因のひとつです。

カードローンなどでお金を借りる時は、あくまでも「借りたお金」という自覚を持つ事が大切です。

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